『海賊とよばれた男』(下)

国岡鐵造(国岡商店)の戦後から終生となる1981年までを描く。終戦直後の焼け野原となった日本において、1000人以上の従業員の1人も馘首することなく、赤字を垂れ流し続けながら廃油を浚う日々。そうした働く姿勢はGHQに認め...