箱根 彫刻の森美術館に行ってきた。ピカソ館があって、我が国日本においてなんとピカソの常設展示館があった。もちろん『ゲルニカ』『アビニョンの女たち』『泣く女」といった、いわゆるピカソがピカソたる所以となるような絵画作品は展示されていないのだが、たくさんの彫刻作品に出会った。
ピカソといえば、当時は写実や新古典主義で「いかに本物のように見せるか」で競ってた時代において、真逆を行く価値観、絵画ならではの表現を取り入れためちゃくちゃ前衛的な画家。代表的なキュビズム。そして青の時代。狂気を感じるね。
ピカソ、ルソー、アポリネールが情熱を燃やした洗濯船、ここで誕生したキュビズム。めちゃくちゃアツい。世間のイメージは、ピカソ=天才画家って感じだが本当は打率は低い。作品点数は10万点以上を数え、ギネス認定されているほど。つまり、たくさん制作したうちヒットしたのは雀の涙程度。だけど、人生の成功ってのはそういうことなんだと思い知る。
結局は挑戦しなければ物語は始まらない、成功するかどうかは挑戦回数がすべて。同じ文脈で、現代では秋元康が語られることが多い。AKB48とかをプロデュースしてヒットメーカーとして知られる秋元先生も、実は打率は低くて打席に立つ回数が誰よりも多いだけと言われている。
結局は打席に立ち続けるしかないんだな。そうはいっても凡人にはそれができないんよ。