雪月花

という花があるわけではなく、冬の雪・秋の月・春の花といった風光明媚な景色のことを指す表現らしい。縁あって今回は箱根温泉 季の湯 雪月花を利用させていただいた。

箱根登山鉄道 強羅駅から徒歩30秒、どこだろ?と考える間もなく突如目の前に現れる。目をつぶってもまた行ける好立地。

接客・食事・大浴場・客室(露天風呂付)のすべて、体験がめちゃくちゃ良くて最高だった。もちろん箱根温泉というブランドを最大限活用したビジネスモデルというのは理解しているが、こうしたサービス業はやっぱり接客の良さが顧客の体験の7割くらいを占めるんじゃないかと思うよな。ウェルカムサービスの良さとか、フロントスタッフとレストランスタッフのホスピタリティ水準が同じく高いとか、夜間でも今出勤したかのようにキビキビ対応してくれるとか。

こうしたお客の気持ち良さは、旅館全体の治安の良さにつながって、さらにお客の過ごしやすさに還元されるという好循環が生まれる。客層全体の民度が高くなり、多少お値段が張ったとしてもまた来たい、良かったなという納得感につながるんだろうな。

個人的には、夕食の懐石料理やお酒が美味しかったのと貸し切り露天風呂もまさに雪月花って感じで良かったな。

サービス業界は顧客の納得感がすべて。仮に温泉の効能がめちゃくちゃ優れていても、施設にどれだけお金がかかっていようと、サービスがダメならダメ。天然温泉という持って生まれた才能があっても努力しないとダメという感じ。

雪月花は、努力も才能も感じる施設だった。また行きたい。

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