今のマンションは、オートロックを突破した先に宅配ボックスが備え付けられている。宅配ボックスは駅とかでよく見るロッカーのような感じで大小様々なサイズで10個ほど扉がある。
ロッカーの電子パネルに部屋番号と暗証番号をセットで入力すると、荷物が入ってる番号の扉がパカ~っと開く。自分宛に届いている荷物がなければ、「お荷物はありません」と表示される。
仮にamazonの場合は、宅配ボックスに配達されると以下のメールが届く。

あるとき、この類のメールを確認していそいそと宅配ボックスに向かい、電子パネルに部屋番号を入力したのだが、「お荷物はありません」の表示。いったん部屋に戻って配達状況とかもよく確認して、気を取り直して再度降りて宅配ボックスに部屋番号を入力したが、変わらず。
きっと配達員さんが部屋番号を間違って入力したのだと思い、1桁目と3桁目を入れ替えて入力してみたり、いろいろ近い番号を入れてみたが全く見つからない。
ここで諦めた。自分は悪くないし、このあとどうなるかわからないが、「注文のキャンセル」にした。キャンセル理由の入力で「荷物が届かないため」と入力して。
すると数日後「返品用のお荷物を集荷に伺います」的なメールが来た。amazon的には荷物の配達は完了していることになっているので確かにそうなるか。だが、集荷に来られても困る。渡すものがない。おそらく部屋番号を間違って格納したと思われ、僕的にはそれは知ったこっちゃない。
と放置するのもかわいそうなので、amazonサポートに連絡した。「今すぐ電話がほしい」的なボタンがあってそれをポチっとしたらカスタマサポートから連絡がきた。
電話口は、覚えたてのかわいらしい日本語を話す方だったのだが、これがまた大変だった。
まずは、「注文はキャンセルになります」と。「もちろんお客様都合ではないので全額返金します」と。「必要であれば再度ご購入ください」と。これで僕的には大満足なので、電話を切るモードで「ありがとうございましたー」とフェードアウトし始めたところで、
「差額の330円はamazonギフトカードに入れてヨロシイデスカ?」との質問が。意味がわからなくて何度も聞きなおしておそらく理解した。以下の事情らしい。
購入したのはBARTHという入浴剤、購入時は5,940円だったのだが、今買おうと思うと6,600円に値上がりしている。この場合、購入金額の返金だけだと消費者側は660円分を損したことになる。そこで、購入時差額の50%を保証するポリシーがあるらしい。きっとこの分は現金だと経理できないからamazonギフトカードにするということらしい。
ということで、僕的には330円を得した気分であらためて大満足。
それにしても、誤配した荷物の真相は謎のまま。部屋番号を間違えて宅配ボックスに入れたのであれば、僕の代わりにこのマンション内の誰かが受け取っていることになる。普通に考えれば管理人とかを経由して僕の手元に届くんだと思うがそんな雰囲気は1つもない。
ここの住人たちは民度が高い雰囲気ではあるので、ネコババの可能性は低いと思う。だとすれば誰も受け取っておらず、今も適当な部屋番号の宅配ボックスに眠ったままなのだろうか。真相は謎のまま。