口コミへのインセンティブ

レビュー書いたらポイント進呈!
これってまだやっていいんだっけ。

とある超大手メーカーのオウンドメディアで偶然目にした口コミへのインセンティブ誘導。最近景品表示法が厳しくなった印象から、これはまだアリなんだっけとふと疑問になって調べた。

結果、違法とまでは言えないかもしれない。たしかに昨年10月の改正でステマは厳しくなったものの、インセンティブ誘導が明文化されたってワケではなさそう。大変失礼しました。

だけれども、たとえば「★5をつけたら送料無料!」みたいなのは、法律で縛ってないにしもてAmazonや楽天といった大手ECは独自に規制している。ECモールだろうとオウンドメディアだろうと、これからどんどん厳しくなっていくように思える。

「レビュー投稿でポイント進呈」に関しては、高評価を強制していないという点においてフェアかもしれないが、返報性の原理によってお返しをしたくなるもので、モノやサービスに対する正味の評価になっているのか疑問ではある。

そもそも、僕を含めて多くの消費者は、購入時にレビューや口コミを参考にはするが、自分は一切投稿しない・参加しない。モノやサービスに大満足しているにも関わらずだ。そういう意味では、良いレビューを乗せる意味はほとんどナイ。

本件を受けて僕的には、ウェブ上の景品表示は、「購入された数」と「悪いレビュー」だけを掲載すべきだと思った。購入された数-悪いレビュー数≒満足している人と捉えられるわけだから。

インセンティブに乗せられた「お返し」のような口コミで埋まった商品紹介は気持ち悪いんよ。特に今のデジタルネイティブ達はそういう感覚持ってる人が多いから、いずれにしても今後は通用しないのかなと思いました。

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