LUUPで検挙され交番へ

数日前に、電動キックボードで歩道を走ってしまい、罪名:道路交通法違反で警察にお世話になってしまった。

朝7時頃いつものポートで借りて、とある神社へ向かうところだった。つい出来心で一瞬歩道を走ってしまったのだが、それが交番の目の前で、「ちょちょちょちょちょーっと」ってお巡りさんが僕を止めてくれた。罰金6,000円、減点なし、3年以内にもう一度検挙されると講習が必要。とのことだった。しばらく乗れないなぁと落胆した。

念のため、特定小型原動機付自転車に関するルールを認識合わせさせてくださいとお願いして、教えていただいた。ここまではもうめちゃくちゃ感謝だったのだが、ここからが問題だった。

「二段階右折が必要ですよね?」と聞いたところ、「いやいやお兄さんね、原付と同じですから二段階右折しなくていいですよ」と。耳を疑って何度も聞いたが、あなたは間違ってますと言われた。その交番には2名のお巡りさんがいて、もう一人の方に聞いてみると「自分はそこまで詳しくないです。Aさん(最初の人)は元交通機動隊だから間違いありません」とのこと。

一通り身分照会などの手続きを終えて、帰るときにもう一度だけ「昨年夏の改正法で二段階右折が必要になりませんでしたっけ」と聞いたら、面倒くさそうに「それは認識違います」と言われて、全く腹落ちしなかったがその場を後にした。念のためお名刺を頂戴した。もし僕の理解が合っていたら教えてあげたろかと。

自宅に帰る途中の喫茶店で、答え合わせをしようとスマホで調べた。やっぱり二段階右折は必要だった。最初に警察庁のHPにたどり着き、令和5年7月の改正法に対する解説で、「二段階右折をしなければなりません。」と記されている。次に、念のためe-Gov法令検索で原文を見ることにした。法第 34 条第3項関係にて「右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、交差点の側端に沿つて徐行しなければならない」とある。これが二段階右折を示すものなのかは、解釈によるところだが、警察庁の解釈は「二段階右折」なのである。最後に、LUUPの解釈を見ておくこととした。「二段階右折が義務化されました」とのこと。

帰宅して、Aさんの名刺にある電話番号をダイヤルした。交番につながるのかと思いきや、警察署につながった。○○交番のAさんにつなぐことはできるかと聞いてみたがご用件をとのことで、今日のここまでのことを説明した。この電話に出た方の理解としても、「二段階右折は当然にして必要です」とのことだった。そのうえで「ご迷惑をおかけしました。Aさんには責任をもってこちらで説明しておきます」とのことだった。

何だか裏からチクったみたいで少々後味は悪いが、交番を出たときのモヤモヤは完全に解消された。(ちなみに罰金は別件(歩道走行)です。これは完全に僕の失敗です。)

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