先日、とあることをきっかけに、モーニング娘。の「ちょーちょーちょーいーかんじ、ちょーちょーちょーちょーいーかんじ」が僕の脳内を支配した。
これは、僕が中学3年生の頃に大流行した、ラブレボリューション21という曲の一節。僕にとっては、大流行というレベルではなく、トイレに行くのを忘れてもこれを聞くのを忘れない日はなかったというほど毎日聞いていた。
大抵は、学校終わりで仲間宅に集まって、永遠とモー娘。を流す感じだった。僕は部活が終わる3年春まではそこに加わることはずっと我慢していたのだが、野球が終わってからというもの放課後にやることがなくなって、いつしか仲間宅に集合するのが日課になっていた。
彼らは(今だから言えるが)タバコやチューハイを飲む程度にはイキってたのだが、僕はお子ちゃまだったのか理解できなかった。無論、チャレンジしたことはあったのだがどちらも心の底から、「これは毒だ、まだ死ねない」と感じたのを覚えている。そんななかでも、ことファッションに関しては共通の価値観を持っていたため、そういうつながりだったと理解している。
あるとき、仲間の一人のMくんが(たしか)16点の数学の答案用紙をゴミ箱に捨てたので、僕は優等生なりに「おい待て」と。「テスト結果というのはもっと有意義な使い方がある」と諭したところ、ちょっとぎらつく雰囲気になった。
で、僕は一休さんばりにとんちを聞かせた。後日、そのわら半紙をつかってMくんに葉巻を作ってあげた。葉っぱは適当にネットで4000円くらいで買ったもので、うち送料が3600円くらいだったと記憶している。今考えればフィルターも何もないのでむせ返るだけで美味しくもなんともなかったと思うが、以来僕は仲間の間で科学担当になった。(いや、その前からインテリ担当だったのは間違いないのだが)
このたびは、ラブレボリューション21が脳内に流れた瞬間、とんでもない量の当時の思い出が脳内を駆け巡り、その1つとして思い出したこと。ちなみにMくんとは中1の頃に大喧嘩をして、その後1年以上口をきかない期間があって、2年次後半くらいに復縁したとかいう甘酸っぱい思い出もある。
音楽ってすごいね。「ちょーちょーちょー」このワンフレーズが持つパワーえぐい。