スマブラとマリカー

最近帰省すると、もっぱらこれに終始している。
今回は、僕と子2人とじいの3世代4人対決。
素人が突然参加してもそれなりに勝敗に波があって面白い。その理由を分析してみた。

まずはマリカーことマリオカートについて。これは運要素が絶妙ということに尽きる。
順位と出るアイテムの強さが反比例していて、一位を独走しているときはコインしか出ないのだが、下位になればなるほどスターとかロケット(みたいなやつ)とか無双アイテムがばかすか出てくる。2位、3位、4位あたりも赤甲羅やキノコ(加速)がいい感じに出てきて、最後の最後まで逆転要素があるのがいい。

僕のマリオカート人生はNintedo64で止まっているのだが、その頃は実力者には歯が立たなかった記憶がある。結局時間を投下してやり込んだ人が一番強いみたいな。もちろん今のゲームも一定はそういうベースを残しつつも、素人が「今度こそ」と思える要素がたくさんあることがよい。

次にスマブラこと大乱闘スマッシュブラザーズ。これはマリカーほどの運要素はないのだが、生き残り戦略を取れるという点が優れている。積極的な攻撃に参加しなくとも、強いモノ同士がつぶし合っている間、ひっそりと戦いに参加せずジャンプして避けていればいい。で、確実に攻撃できるときに攻撃参加していれば、勝てる確率がぐんと上がる。

昔のゲームのようにコマンド自体が難しいとかタイミングを合わせないと必殺技が出せないということもなくて、操作そのものは単純であるにもかかわらず、弱き者なりの楽しみ方を用意してくれていることで、次こそ下剋上いけるかもと思わせる面白さがある。

ゲーム業界のことはわからないのだが、なんとなく、ソニー・スクエアエニクス・カプコン・コナミといったような、投下時間の多さ=勝つ確率みたいなところから降りて、運要素とか弱き者のやり方を用意した任天堂が覇権を取った的なところがあるのかな。

いやホントにゲームのことは勉強不足で憶測だらけで書いてしまったわけだが。
結局は、ゲームソフトという性質上どんなベテランでも素人でも1人の人間から得られる利益は同じなのだから、多くの人に認知してもらって使ってもらった方がいい。だから、「その道を極めたい人」向けに難しいタスクやコマンドを用意するよりは、その他大勢みたいな人をどう巻き込むかがビジネス上の課題だったに違いない。

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