佐川急便の思い出

大学1年春から4年の春まで、佐川急便でアルバイトをしていた。基本的に平日の朝4時~8時までの仕分け作業で、そのあと大学に行っていた。夜は23時頃には寝て朝3時に起きるという生活を3年間続けた。

また、ある時期は夜勤にも対応していた。夜勤は、18時~翌朝8時という長時間拘束で、途中2~3時間くらい仮眠できるという勤務形態だった。これも平日毎日で、たぶん半年くらいは続けた。学生ながら一か月の給料は38万とかだった。

もちろん日中はきちんと大学に通った。アルバイトを理由に大学をサボるなんてことは一度もなく、いつも最前列で授業を受けた。だから単位も余裕だったし、JABEEという成績上位者しか与えられない認定も楽々とれた。(この認定なんだったんだろ。全然役に立ってない)

さておき、この仕分け作業が結構好きだった。ベルコン上に流れてくる荷物たちに貼られたラベルの地名を読み取って、適切なレーンに振り分ける。荷物は重いモノから軽いものまで、サイズも様々、これをどう効率よく積み上げるかがまた重要で、単純作業の繰り返しというよりは頭も体もフル回転させるような感じが楽しかった。一定仕事に慣れたころには、同じ大学の仲間も2人誘った。

たくさん働いて、お金をもらえて、人の役に立っているというほどの体験ではないにしても、仕事で能力を発揮すること、そしてお金をもらうことに対するポジティブな感情を得る原体験だった。

だがしかし、辞めることになったきっかけは、決してポジティブなものではなかった。めちゃくちゃ高圧的な社員さんが一人だけいて、この人だけは好きになれなかった。アルバイトさんたちを奴隷のように思っているタイプで、その矛先が自分に向いたと感じた瞬間に、スパッとやめた。この人の機嫌をとるように働くことだけは絶対にしたくなかったからだ。

その後はアルバイトもせず、貯金を切り崩すような生活で大学生活を終えた。ダラダラして過ごしたというイメージだったが、今思い出してみると毎日家でプログラミングをしてたんだった。自分でVisual Studioを買ってきて分厚い本を見ながらC#でテトリスを作ったり、Tomcat+javaでウェブアプリを作ったりと。

とまあそんな感じ。

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