「standard」インストールでいいの?

ソフトウェアをインストールする際の、「standard」か「custom」。

先日、とある業務で大量のPDFに一定のルールでページ番号を振る必要がありフリーソフトを探してインストールしてる人がいて、偶然その作業を隣で見たら、わけのわからないソフトなのに「standard」を選択してあとは「次へ」連打で「finish」してるエンジニアがいた。

スタンダードを選んでおけば間違いないと思いがちだし、それはいわば提供側からのメッセージでもあると認めるが、自分なら絶対にcustomにする。
内容をカスタマイズしたいのではなく、何がどこに入るのかをすべて見てから進めたいから。
結果的に、スタンダードで実行した場合と同じ構成になる場合もある。

カスタムを選択して何を確認するか。よくあるのは次のような内容。
・インストールするフォルダ。
・インストールするプログラム。不要(と思われる)オプションがないか。
・当該インストールでどの程度ディスクを占有されるか。
・勝手に入るサーバ系ソフト(常駐するミドルウェア、DB等)があるかどうか。
・スタートメニューやスタートアップが勝手に増えてしまわないかどうか。

これらを気にせず「次へ」連打でインストールすることが、俺には絶対にできない。

例のPDF加工ツールはどうやら.netframework4.5が内包されていた。結果的にこれが入ってないと動作しないソフトなので必須だったわけだが、「それならやめるわ」という判断をするためにも、絶対に中身を見ないと。
そのせいで別のアプリが動かなくなる可能性もあるし、それがミッションクリティカルな業務アプリだったら本末転倒じゃん。

物を買う時もサービスを契約するときも、おすすめプランであとは任せたということは極力避ける。無料でない保証は基本的に外すし、逆に1~2年程度の保証を無償対応できないなら品質や生産体制を疑ってしまう。

価値観の違いなので、どっちが正しいとか論ずるつもりはないんだが、話を戻すと、仕事道具であるPCに得体の知れない何かをインストールすることは、本業への真剣さを疑ってしまう。

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