リーダーが真っ先に謝れば皆お得

ミスや問題が起きたとき「俺が悪かった。申し訳なかった。」とリーダー格が発信すると、最短で次の歯車を回し始めることができると思う。しかしどうしてこれがなかなか難しい。
どうしても末端の作業員に原因を求めたり、そこだけの改善を図ったり。その気持ちはわからなくもないが。

だが、真に誰が悪かったかどうかに関係なく、チームのモチベーションをつくるためのパフォーマンスとして、真っ先にリーダーが謝れば、「大多数の傍観者を味方にできる」メリットがある。
末端の作業者のことは、もはやどうだっていい。本当に彼が無能で言われたこと1つできないのか、否、偶発的事故なのか、それは個別に1on1で確認すべきことであって、多数の傍観者にとっては関心ごとではないからだ。

立場が強い者が低い者に服従する態度は恐縮だし、何か手伝う気にさせてくれる。自分のような我が強い人間ですらそう思うのだから、間違いない。逆にもし末端の作業者に強く当たる姿を見たとすれば、興ざめしてしまう。明日は我が身だなと警戒してしまう。できるだけ何もしないほうが得だなと。

自分の場合は、「仕事上の怒り」は比較的コントロールしやすいものだと感じている。いつも涼しい顔で仕事ができていると思う。一方ではこういった日記という世界で文章によって内面に向かうことで解消させる術も持っている。人に当たれば反応を見ないといけないし、それによってペースを乱されるかもしれないし、その怒りは次回への期待に転換され、つまりはまた他者や外部要因で満たされない状況が起こりえることになる。

自分の機嫌は自分でとりつつ、パフォーマンスとして組織に対して謝るってことを上手に使いこなせる人は、意外と少ない。

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