昔、これを患っていた過去がある。特に誰にも相談していないし、自分で克服した。自分の場合は、「確認脅迫」だった。一般に、「確認脅迫」のほかには、「洗浄脅迫」(洗っても洗っても気が済まない)、「収集脅迫」(ものを捨てられない、ゴミ屋敷化)等があるらしい。
自分が自覚していた確認脅迫は、簡単に症状を説明すると、戸締り・ガスコンロの元栓・ストーブの電源等を、寝る前や外出前に何度も何度も確認してしまう症状。
特に、寝る前のガスの元栓がめちゃくちゃ気になって、何度も気にしていた時期があった。確認してベッドに入っても、また気になって念のため見に行くといったように。あれは実家にいたころだから、高校か大学の頃ってことになる。ガスの元栓の締め忘れミスで、家族が全滅する可能性があるというのが、めちゃくちゃ怖かった。
冒頭で「患っていた」と大げさな表現をしたものの、自分的にはそれが苦しかったとかではない。むしろその度重なる確認行為は正しいと信じていたし、2度3度と確認を繰り返しているうちに大丈夫だと信じることができた。
あれから10年以上経過しているが症状は出ていない。どうやって症状がおさまったのかもわからない。ただ、今日出張から帰宅したらそんなことをふと思い出した。
ここ半年くらいは平日はホテル暮らし、土日だけ自宅で過ごすという生活だが、外出時に戸締りが気になることは全くない。この調子が続けばよいのだが。
なんでこんな10年も前のことをふと思い出したんだろ。また確認脅迫が始まる予兆なのかなw
頼むから再発しないでほしい。