腑に落ちてない。スマホでニュースを見れるようになったから、電車で新聞を読むサラリーマンがいなくなったと。これは本当なのだろうか。
確かに、新聞を広げているサラリーマンはもはやおらず、皆々スマホにくぎ付けなのは間違いない。だが、その目線の先、熱中する先はニュースではなくゲームやエンタメ系のYouTubeばかりだ。つまり、媒体は無関係に、もはやニュースそのものへの関心がなくなったんじゃないかと。
ズバリ言うと、新聞がスマホに代替されたのではなく、ニュースがエンタメに代替されたんじゃないか?ここだけ見ると皆々怠惰になったみたいな印象を受けるかもしれないが、そもそも朝ニュースで情報を仕入れるというライフスタイルでさえ、当時のマスメディア業界の洗脳にすぎず、いつでもどこでも情報を仕入れることが可能になった現代では、そんな生活様式を強いる必要はない。
新聞が朝にしか発行されないから朝読んでいただけであって、24/365で最新ニュースをワンポチ1秒で見れるわけだから、「朝の情報収集」の意味がわからない。極論、朝収集した情報は昼には変わっているわけだから、そんなスナップショットには意味がなくなったというのが正解だろう。
最近で言えば、戦争のこと、統一教会のこと、ビッグモーターのこと、ジャニーズのこと、宝塚歌劇団のこと、一生懸命こっち見ろこっち見ろってメディアは煽るけど、意味ないんよ。俺らは俺らのタイミングで情報取りますんで、一回静かにしてもろていいですか。って感じ。
僕らは結構大人びていて、「誰が悪くて誰が死んだ」みたいなそんなスナップショットにはあまり興味が無くて、もうちょっと上のレイヤーの社会構造のあるべき姿とか、これは言い方を変えれば、「そんなことより僕を幸せにしてください」的な、ちょっと一歩引いた人が増えた結果なのかなとも思う。