東海道新幹線、モバイルオーダーサービス。2023年11月から、のぞみ・ひかりのグリーン車限定でスタート。
せっかくなので豪華なお弁当を頼みたかったんだが、朝一で全く胃袋が準備できていなかったので、とりあえずホットコーヒーのみ注文した。
注文して1分足らずで到着。まぁ始発に乗って動き出して即オーダーしたのでそんなもんだろう。案内では5分前後と書いてあったように思えるが、いずれにしても従来型の車内販売が巡ってくるのを待つのに比べれば段違いにデリバリー速度は上がったのかなと。
一方で、品ぞろえはカートタイプのワゴン販売に比べれば減っていて、コーヒーかお弁当かアイスくらいの選択肢しかない。(あくまでイメージとして)
車内販売が終了することに関しては賛否あるようだが、個人的には賛成派だ。今時「いかがですかー」と発声しながら売り手が全席を回るなんてビジネスモデルが存在してること自体が信じられなかったもんで、さっさとやめちまえと何年も前から思っていた。無論、自分の席にめぐってくれば利用させてもらうこともあったが、ナイならナイで全然問題ない。
ただし、モバイルオーダーになったからといって販売員は当該車両内に拘束されるのだから、結局人件費はかかってしまうしグリーン車に乗れる層にしか行き届かず、結果としてサービスレベルも落ちて売り上げも落ちるみたいな、誰も幸せになれない結末もありえるので再考の余地はあるのかなと。最終的には、無人販売所を設置するか、全く車内販売をやめるかのどっちかなんかなと。
あるいは、一般車両にもモバイルオーダーを適用するけども、サービスチャージ(一回オーダーするごとに300円とる)を上乗せするみたいなモデルがあってもいいのかと思う。たいていは酔っ払いが酒が足りなくて追加注文してる様子が多く、彼らにとって数百円の上乗せなんか痛くもかゆくもなく、酔えればなんでもいいのだから、そういうねじが外れた状態を逆手にとっていけばいいと思う。あとは夜間はもうちょい高くするとかね。
朝コーヒーを買う客と、夕方以降で酒を注文する客では、明らかに接客にかかるストレスが違う。その辺も価格に転嫁して、JR本体と合算での収益というよりは、車内販売事業としての単体の収益性をちゃんと追求していくべきだ。つまり、車内販売をもっと高くすればいい。
とにかく、売り手が「いかがですかー」と声を張り上げるようなビジネスモデルはもう廃止してほしいし、それが求められるならもっと価格に転嫁していいよと。スタジアムの売り子とかも同じ。