夏服を実家に送った。数日後、母から「あんたの服カビ臭いよ」と連絡がきた。これが事実だとすると、僕はこの半年間カビ臭かったことになる。母は匂いに敏感で、正確にかぎ分ける印象がある。だからきっとこの診断は正確だ。超ショックだった。
匂いには、気を付けていたつもり。柔軟剤とか洗剤の匂いもあまり好きではなく、無臭を維持しているつもりだった。考えをあらためよう。まずもってもう随分とおじさんになったわけだから、カビうんぬん抜きにしても加齢臭もあるかもしれないし、別の匂いをまとう方式も考えなければならない。匂いに対して匂いで対抗するのは不本意だが、こうなっちゃ仕方がない。
とりあえず、できる対策をしていかないと。
①手始めに空気清浄機を導入することにした。金曜日に届く予定。
②次に柔軟剤をいくつか試す。これが個人的にはハードルが高いが乗り越えていきたい。
③晴れた日は乾燥機に頼らず外に干したい。
④窓を開ける。別途虫対策を考えないと。
今後は定期的に実家に匂い検査のため洋服を送って、対策の方向性が間違っていないか確認していきたい。
ちなみに、この程度のことはスマホが俺に教えてほしい。肌身離さず持っているのだから最近かび臭いよと教えに来てほしい。匂いの可視化・言語化アプリ、世界中でニーズあると思うんだけどこのサイズのデバイスでは厳しいのかなー。多分ガスセンサーみたいなのが必要なんだよね。空気中に存在する特定の化学物質の濃度を検出し、その情報を電気信号に変えるような仕組みが。
いったん今は母に頼るしかない。自分で気づけないのだからしょうがない。今着ている服だって何度嗅いでも僕の嗅覚では匂いを見つけることができない。
ショック―。