いなくなっていく人の質が変わってきたような

少し前に前職時代にお世話になった人(役員クラス)から、「お前が辞めてから皆いなくなるぞ、引っこ抜いてんのか?」と言われた。

そんなわけもなく、偶然タイミングが近かったに過ぎない。聞けば、マネジャーだったりエース級の社員だったり若手のホープだったりが、バタバタいなくなってるらしい。僕が抜けたことが影響しているとは思えないが、それでも今後も人材流出は免れないのかなと思う。

会社の事情は今やわからないが、いなくなっていく人の質が、「会社に見限られた人」から「会社を見限った人」に変わってきたと思う。

念のため書いておくと前者の「見限られた人」ってのはクビになったってことではなくて、結局仕事についてこれずに先頭集団からどんどん離れていって、ついに姿が見えなくなったというイメージ。後者の「見限った人」って表現に関しても補足しておくと、この会社がダメだと言ってるわけでは全くなく、先頭集団で一定の高さまで登って周囲を見渡したら、もっと魅力的な山が超いっぱいあったことに気づいちゃった人ってイメージ。

ついてこれない人がやめていくのと、まだまだ登れる人がやめていくのでは、組織に与えるダメージがあまりにも違う。今、そういう状況なんだと思う。

そうすると、今度はロールモデルが見つからなくてやめる人が増える。1つの山を一定の高さまで登って勝つことを目標にしてた多くの人たちにとって、目標にするような人物がいなくなれば、だったら早いとこ自分も違う山を探そうって話になってくる。

一応はっきりさせておきたいことは、自分は前職の事業や仕事内容は好きだったし、人間関係にも恵まれていた。今後もますますの発展を心から願うし、そこが好きで残る仲間たちにもめちゃくちゃ活躍してほしい。

だからこれは恨み記事でもなんでもなくて、ただ事実と心配を書き連ねただけの、まさに余計なお世話というものなんです。

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