教育改造論みたいな

新幹線を1キロ作るのに、約100億円かかるらしい。長野-高崎間の100キロでおよそ1兆円かかってるらしい。やばすぎる。

そう考えると、1970年代において「金に糸目をつけるな、日本列島に張り巡らせ」と言った角栄先生はやっぱりすごい。みんな大好き日本列島改造論。これぞ政治家って感じがする。

考えてみれば陸路ばかりじゃなく、現代の空路のインフラも、年金・医療のセーフティネットも、電波系の通信網も、基本的に田中角栄が作った土台に乗ってるのが今も続いてる。そして未来を見通す力もずば抜けている。1980年台においてすでに、「東海道新幹線はいずれ飽和する、第二路線が必要となり、それはリニアである」と予言してる。すごすぎる。政治家ってのはこうであってほしい。僕らのような一般ピーポーが見えない数十年後が見えていてほしい。

強いて言えば、インターネットだけは角栄の構想にはなかったと思う。逆に言えばこの50年間で角栄に代わるリーダーが登場しなかったからこそ、その分野では米国企業・中国企業にすべてやられているとも言える。2000年代、もしホリエモンが政治家になってれば違う未来があったのかもしれない。

さておき、今の政治家には田中角栄のような野心・信念が全く感じられない。いわゆるカリスマ性だ。当たり障りのない、今見えてる事象だけを言語化して、大衆に迎合して、ものわかりの良さばかりアピールしている。そんな政治家に投票する僕たちも悪い。

今やインフラとか経済とかはどうでもいいから、教育や幸福といったハイコンテキストな概念の再定義という観点でカリスマ政治家登場しないかなー。なんとなくそろそろ来るような気もしてる。最終的に汚職でクビになってもいいから、金に糸目をつけず圧倒的な改革を断行してほしいわー。

マスコミや官僚に毒を吐いて「俺が正しい」みたいな政治家、現れてくれないかなー。

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