今さら「進撃の巨人」を見た。アマゾンプライムで一気見。
これはたしかに、アニメ史上最高作品だ。
否、私のアニメ史は、小学生時代のドラゴンボールあたりで止まっているから、偉そうに「史上最高」とか批評できる立場でなく、もっぱら比較は舞空術と立体起動装置になってしまうのだが。
さて、実は今、もう一度見返している。これは2回目が面白い。
理由は2つ。
1.アニ、ライナー、ベルトルトの真意を知ってなお見る面白さ
作者の思いつきによる突飛な展開ではなく、あるいは読者の期待に応えようとするあまり苦し紛れのぶっとんだ展開でもなく、最初から練られていたことがよくわかる。彼らの104期生内での態度が、苦悩に満ち満ちている。これは2回目じゃないと絶対に味わうことができない。
2.単純な内容から段々と難しい内容にしている。
狙ってると思うんだが、マーレが出てきたあたりから少し難しい。少なくとも自分は「あとでもう一回見よう」と心に決めながら見進めることになった。それでも全体像の理解に苦しむことはなかったし、少しの難しさはむしろ緊張と緩和のリズムを生み出したと思う。
作品そのものへの評価は数多の記事がありそうだし無知が露呈すると悪いのでこの程度にしておくが、世界観や設定が一発狙いっぽいのにストーリーに抜け目がない点が秀逸。