1990年代からweb系技術の根幹は変わってない


HTML, javascript, CSS このあたりの技術が、1990年代当時からほとんど変わってないということが、すごいと思う。
インターネット黎明期のど真ん中の技術だったことから普及するのは必然だったとも思えるが、俺的に最も秀逸だと思うのは、バイナリが1つもなくすべてがテキストだった点。これがやっぱり一番すごい。
当時からweb2.0っぽい思想とか、あるいは現代のsnsを主流とした使われ方を想像していたんじゃないかとか。それはホリエモンもそんなこと言ってたかも?

URLにおいては、クエリパラメータ(?key1=value1&key2=value2)やフラグメント(#section1)といった仕様が初期の頃からあって今なお変わってないということがすごいし、のちには、ステートフルな実装やダイナミックなコンテンツがどんどん出てきたわけだが、やっぱり根幹は変わってない。
普及したからにはメジャーな部分を作り変えるわけにはいかなかったというジレンマもあったのかもしれないし、作った1つが偶然すごかったのではなく数々の技術が台頭しては消えてすごいやつが生き残ってきただけだとは思うのだが、俺はこのシンプルで馬鹿でも理解できる仕様を作った人の、心の広さを感じるのである。

心の広さというのは、仮にインターネット技術(狭義ではウェブ技術)を、一部の頭の良い発信者側と、俗的な受信者側という二極に位置付ければ、より簡単に短期的なポジション取りができたと思えるが、そうじゃなくてメモ帳一つで発信者になれる仕組みにしたところ。

テキストは偉大。

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