例外なく「さん」付け、良き

今の職場は、役職や年齢の上下に関係なく、常に「さん」付け文化である。これが自分にとっては絶妙に居心地が良い。

前職では、肩書名を付けて「○○部長」、「○○課長」と呼ぶ文化だった。
部長や事業部長、役員の肩書は特に注意が必要で、間違えでもして機嫌を損ねたらどうしようかとびくびくしてた。

加えて、お互いの呼び方をもって会話前にメンタルモデルが作られてしまうことも感じていた。仮にA主任とB部長の会話が始まるときに、A主任は「B部長」と呼び、B部長はA主任を「A」と呼び捨てすることが多く、そのように始まった会話はAは萎縮気味、Bは高圧的なメンタルモデルが形成されているパターンが多かったように思う。
無論、そのときその時点の呼称ですべて決まるわけではなく、それまでの関係性がすべて組み合わさってのことではあるが。

一応言っておくと、上下関係そのものを否定しているわけではない。むしろ仕事において上下関係が明確なのは良いことだと思っている。あくまで立場の弱いほうが萎縮してパフォーマンスが落ちるようなことがなければ、だ。そういう意味では、悪い側面が発揮された場面を目撃することも何度かあったかなと。

自分も後輩社員を敬称なしで呼ぶことが多かったため決して他人事ではない。もっとも僕は大層な肩書を持ってなかったので何の権威性を発揮することもできなかったわけだが。

さん付け文化、組織全体として生産性が上がる具体的なプラクティスとして導入オススメ。

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