涙と鼻水と唾液と胃液と。

胃カメラ初体験。

よゆーよゆーと思ってたけど、しっかりと不快でした。もうやりたくない。

目から鼻から口から、よくわからない液体を垂れ流し、にゅるにゅるとベッドを汚していく。その様子を先生と看護師に見られながら、それでも成すすべなく横たわることしかできない。

序盤はできるだけ余裕なふりをして、何も問題ありませんけど?みたいな顔を維持したが、ノドを通過する段になってむせ返り、目から大粒の涙がこぼれおちた。
涙までならよかったのだが、次第に呼吸が苦しくなり口での深呼吸に徹すると、鼻水を制御できなくなった。この時点で、耐えるのは無駄な抵抗だと悟った。もはや積極的に垂れ流す方向にシフトした。ここまできたらむしろ豪快に盛大に垂れ流す男らしさで乗り切れるんじゃないかと。

いやー屈辱的だった。涙と鼻水と唾液と、あとは唾液よりもっとネバネバした透明な液体を人前で垂れ流すという。しかしもうちょっとテクノロジーで何とかなりそうなもんだけど。胃をカメラで映すって実は1950年にはもう実用してたらしい。つまり生誕70年以上の技術。小人みたいなロボットを飲み込んで、外からコントローラで動かすとかはできそうだけど、最後に回収せにゃならんからどうしてもケーブル状になるのもわかる。

とりあえず無事終えて初見では何も問題ありませんでしたので後日検査結果をお知らせしますとのこと。

今回の人間ドック、出張戻りの翌日だったことが悔やまれる。本来の食生活と体のコンディションで臨めなかった。ベストコンディションで受けたかったな。

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