やたら街で見かけるこのバッグ。ディーンアンドデルーカっていう食のセレクトショップのエコバッグらしい。
元来、エコバッグとして売り出した経緯ではないのだが、爆発的に売れてそういう位置づけになったそう。あまりにもたくさん見かけるので、H＆MとかZARAみたいなファストファッションの１つかと思いきや、食のセレクトショップだってさ。
食のお店のトートバッグが、どうしてこんなに流行するのか信じられない。
以前とある企業診断で、バッグの販売事業について診断助言したことががあったのだが、我が国の女性向けバッグ市場は、男性のそれとは比較にならないほど大きかったことを覚えている。１人あたり５つくらい所有するのはあたりまで、なおかつハイブランド志向の人でも低価格帯の軽量なバッグを併用していたり、逆にファストファッション好きでもハイブランドのバッグを持っていたりと、その間口も絞り切れない感じがあった。もちろん他国と比べても抜きん出ていた。
つまり、用途に応じていろんな種類を所有するし、同じ用途でも異なるブランドを所有して、線ではなく面で広がってるみたいな感じ。何がすごいって、もちろんそれだけ所有できる経済力もそうなんだけど、いくつもの異なるデザインや用途のバッグを、管理して使いこなしていることに関心する。
さておき、ディーンデルーカのような女性からの支持を得ており、かつバッグや服飾が本業でない企業におけるサイドビジネスとしては、日本市場の女性向け軽量バッグ（エコバッグ、トートバッグ）はかなり確度が高い。特に研究開発も不要で、機能性にそこまでこだわる必要はなく、ブランドロゴ載せておけばOK。
スターバックスのトートバッグとかもその類だ。
