吉田カバンの魅力がわからない

中学生の頃、PORTERの財布を使ってた。ナイロンっぽい生地の二つ折りで、手前側に小銭入れがあるやつ。当時から製品そのものへの魅力は感じていなかったが、流行ってるからという理由で入手したものだった。

ところが、これは一時の流行ではなかった。今も絶大な人気だそう。あれのどこがいいのか魅力を教えてほしい。
これはきっと、僕個人がその魅力がわからないだけで、何か「これ」という圧倒的な他社製品との差別化ポイントがあるに違いないと思って師匠(gpt3)に聞いてみたところ、簡単に言えば「品質と耐久性、デザインと機能性、ブランドイメージと歴史」とのことだった。

個人的な見解を整理したい。

1.品質と耐久性
品質面は納得。裁縫が丁寧な印象はあるし、きっちり正確に1つずつ作られていると感じることが多い。生地についても、ナイロン系の(サテンみたいな)生地のやつは決して好みではないが、他社の同タイプの製品と比べれば高級感はある。
耐久性は不明。仮に、プロレスラーが引きちぎるような試験をしたときに、他社製品より優位でしたみたいな話なら論外。理由は、俺の日常生活で財布やカバンをプロレスラーに渡さないから。一方で、長年使い続けることができるかという意味では、判定微妙だと思ってる。
長年使った吉田カバンを見たことがある。へたって毛羽立って汚れてた。持ち主の素質もあるだろうが、所詮は布製品・革製品であり、外を持ち歩くのだから経年劣化はもちろん避けられない。
総合的にみて、財布1つ3万円、カバン1つ5万円の価値とは思えない。amazonおすすめかつ4点以上の製品を買っておけば、品質や耐久性に問題がある製品をつかまされる可能性は極めて低く、吉田カバンの10分の1の値段で購入できる。消費者は正直かつ傲慢なので、粗悪品や不良品を(自身に多少の瑕疵があったとしても)悪く批評する。その批評は世界中から集まってくる。だから、どんなに無知や情弱でも、安く良いものが買える。

2.デザインと機能性
デザイン面は他社に劣る。まずは必ず右下に来るメーカーロゴのデザインがダサすぎるし、あとから縫い付けましたみたいなワッペン感もダサい。カバンの内側とかに隠してあればギリギリ許容できるが、必ずあの位置にワッペン。体操着じゃないんだから。
次に、サテン生地にわかりやすいステッチ縫いみたいなやつ。前項では品質面で高評価のポイントとしたが、デザインという意味では最低だと思う。そうやってナイロン系の生地に縫い込むことで部分的に圧がかかって、生地が波打ったり食い込んだりしてて正直に言えば見るに堪えない。なぜこれが人気なのかと思う一番のポイント。
機能性は不明。「使いやすさ」は簡単に模倣できるから、吉田カバンにしかない機能性というのが存在しているとは思えない。カバンの中が実は4次元に広がっていて、中からピンク色のドアを取り出して世界中に秒でアクセスできるとかじゃない限り、機能性で他社を差別化しているとは言えない。繰り返しになるがカバンの機能性なんか簡単に模倣できるから。

3.ブランドイメージと歴史
これはそのとおりだと思う。MadeInTokyoだけでイメージ良いしきっと歴史も長いんでしょう。ただこれらが消費者に何か直接的な経験を与えるかといえばそうではなく、承認欲求を満たす程度なので、僕が考える「魅力」に該当しない。

まとめると、品質面は◎、デザインは△、機能性はたぶん〇、ブランドロゴが×。
こんな感じ。

あー、多くの人を敵にした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA