証拠を揃える教育

いじめる側が悪い、いじめられる側にも原因がある、学校が悪い、親が悪い。
こんな感じでふんわりと原因を追及しては僕たちオトナは他人事でいじめを撲滅しようと頑張ってきたわけだが、なくなるはずもなく。

個人的に思うのは「起きる」前提に立って「受けた側」の立場での啓発を考えるべきで、無くそう無くそうという無理難題に挑戦するのはそろそろやめていいと思う。

で、具体的に自分だったら「いじめられたら証拠を残しなさい」と教育すべきだと思う。これなら、起きるか起きないかにびくびくする必要がないし、他人の助けに期待する必要もない。そして確実に実践できる。

次のことを学校教育で確実に叩き込む。
・いつだれが何をしたかといった詳細を、5W2Hで記録をつけなさい。
・相手にばれない範囲で、可能なら写真・動画・音声も記録しなさい。
・必ず隠れて記録しなさい。SNSに晒したり表に出すと脅迫罪になりかねないため安易な仕返しをしないこと。
・証拠がそろったら、学校に提出せずに損害賠償請求を前提に裁判にしなさい。
・裁判になったら、ここで初めて相手への配慮は不要になる、自分の人生を取り戻すつもりで全力で戦いなさい。

こうして教え込めば、そもそも弱い人をいじめようなんて奴がしゅんと意気消沈すると思うし、いじめられたら頼るべきは司法であって気まぐれな大人たちではないんだと開き直れる。

そして何より、「証拠さえ押さえれば、最後は自分が勝てる」と確信できることが、生きる希望になる。

証拠さえあれば必ず勝てる、証拠さえあれば必ず勝てる。そう叩き込む。
これで万事OKだと思うんだけどどうでしょう。

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