関西紡績の社長である国見が、利根川首相の要請を受けて 日本航空の会長になるところから始まる。絶対安全、労使関係の改善、経営体質の刷新、公正人事の確立をかかげて経営改革のスタート。
国見会長の下には、海野社長、三成副社長。
また、会長室なる組織が作られ、専務は3人とも子会社に飛ばされて、会長室が事実上の意思決定機関となる。恩地はここに招聘され、国見会長の側近として活躍する。
国見会長は、徹底した現場主義で整備現場や機長室に入り込み、末端作業員の支持を得ていく一方で、旧態の経営者や取り巻きたちは、これがつまらない。組合統合の邪魔をしてくる。
恩地はこれらの背景を明らかにしようと調査する過程で、下請け会社との癒着を見つけてしまう。ここから倍返しだ!の予感。
良かったセンテンス
・機長が「孤立無援」で飛ぶような思いなど、決してしなくてすむ職場であれば
・ノーブレス オブリージュ
・走りながら考え、考えながら走らねばならない
・キャリーオーバーは許されない
・航空会社で最も大切なものは飛行機。この実に単純明快なことが、国民航空では理解されていない。
我々だったら、プログラム・ソフトウェアだよなー。