香りと脳の関係

嗅覚は大脳辺縁系と直接結びついているらしく、それはつまり本能的な行動や感情に直接作用するということだ。これはプルースト効果としても証明されている。
プルースト効果は、匂いによって過去の記憶やそのときの感情が呼び起こされること。

さておき、昨晩の最後のほうは、何だかとても良い香りがした。自分以外はそれに気づいてなかったようで、自分だけが「すごく良い匂いがする」と言い続けていた。
脳を覚醒させるような、麻薬的で中毒性のある匂いだった。その瞬間、脳や心の疲れが吹き飛んだ感じがした。もう少しその空間で嗅いでいたかったが、あえなく時間が来てしまって、お店を出ることになった。あの良い匂いはなんだったんだろう。

今も気になっているのか、ほかのことに集中できない。

偶然出会った香りを、保存しておく技術を開発してほしい。人間の嗅覚と同じセンサーをスマホに実装し、どんな成分(属性)で構成されているかを瞬時に解析するような、そんな感じを希望します。
あー再現させる方法がない気がしてもやもやする。こっちでの最後が、よくわからない気持ち良い香りに包まれていて、あの時間が不思議。

何度でも嗅ぐことができたら、脳や心の疲れが吹き飛ぶってのに。

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