現状はどうですか?と聞かれれば、「現状は○○です。」と回答するのが自然だと思うのだが、なぜか倒置法が発動し、「○○が現状です。」になる。
これはおそらく、進みが悪い。
オンスケだったら「現状はオンスケです。」とは言うことはあっても「オンスケが現状です」とは言わない。順調だったら「現状は順調です。」とは言うことはあっても「順調が現状です」とは言わない。
○○が現状です のリズムには、ネガティブなワードしか来ない。
ネガティブなワードで見てみると、「現状は3日間遅れています」と「3日間遅れているのが現状です」と両立するが、前者は事実を淡々と報告する強さを感じるが、後者は少し手詰まり感や後ろめたさを感じる。これが私には、「不可抗力で遅れたという、言い訳がましさ」が見える。
現状を聞かれたら、ポジティブな場合もネガティブな場合も、「現状は、」の言い出しをおすすめしたい。