NCSIの仕組み

Windowsはどのような仕組みでインターネット接続が正常に機能しているかどうかを判断しているのか?

ネットワーク接続状態インジケーター (NCSI : Network Connectivity Status Indicator)の話。

タスクバーの右にあるこのアイコン、電波が立っているか、地球儀マークになっているかをどう判断しているのか。



簡単に解説すると、以下の3ステップで確認するとのこと。

ステップ1:HTTP プローブ
以下の URL のテキストファイルをダウンロードして、”Microsoft Connect Test” という文字列が得られるかチェック。
IPv4 の場合 : http://www.msftconnecttest.com/connecttest.txt
IPv6 の場合 : http://ipv6.msftconnecttest.com/connecttest.txt

ステップ2:DNS プローブ
名前解決コマンド nslookup dns.msftncsi.com. にて「131.107.255.255」または「fd3e:4f5a:5b81::1」を得られるかチェック。

ステップ3:パッシブ プロープ
15秒間隔でネットワークの通信状況をモニタリングして、(既定では) 8 ホップ以上のアクセスをインターネット アクセス正常と判定する。
(ホップ数はレジストリ管理)
キー : KEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NlaSvc\Parameters\Internet
名前 : MinimumInternetHopCount
設定値 : 1 (デフォルト値 : 8)
種類 : DWORD

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