今まで誰が見てたのか

ホークアイ&VARシステムによって、無事ゴールが認められた。
自分はサッカー素人なので今回の件があるまでは知らなかったが、「真上から見たときにボールの直径が線にかかっていればOK」だとすれば、今まで誰がどう判定してきたのか説明ができないと思う。
選手と同様に平面に位置する審判が平面から見た様子で判断してたってことだよね?
平面からは絶対にわからないはずだ。そこだけをじっくり見てたとしても上から見てみないとわかりっこない。

そうすると、このルールは最初に誰が決めたのかって話になる。
もちろんどんなルールだったとしても瞬時の出来事を人間の目で100%の精度で見極めることはできないものの、平面から見る前提なんだからどうして接地面で判断するルールにしなかったのだろうか。
あくまで自分が気になってることは過去案件の判定の妥当性とかではなくて、どうしてプレーする選手の納得感に焦点をあてたルール(システム)になっていないのだろうということ。平面でプレーする選手・平面でジャッジする審判が判断しやすい仕様ではないことが不思議。

テニスは好例だと思う。あれは接地面ルールだよね?
ただしINかOUTがもつ「事の重大性」が違うので、単純比較すべきではないかもしれない。テニスは、INすなわち得失点だもんね。その判定の1つ1つが勝敗に直結している。
つまるところ、サッカーにおいてはINかOUTかは、さして重大なことではなかったんだ。曖昧にしておいてもその後のプレーが得失点に直結するようなものでなければ、どちらのチームも遺恨なくプレーできるってことなんだろう。

それにしても、こうした国際大会においては特に公正公平で高精度なジャッジが、正直者で献身的な日本人にプラスに働くことが多い気がする。ファウル判定なんかも同じで、選手一人一人のずる賢さで海外選手に劣る分、その誠実さを機械がちゃんと記録してくれている安心感がある。

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