戻し切らずに「への字」くらいのイメージで行き来すると、より効くことを体で理解した。
最初の段階からネットで調べてそれは理解してたんだけど、最近になってようやくその負荷の違いが体でわかった。
懸垂に関しても、親指を握り込まないサムレスグリップを徹底しているが、最近になってようやくサムアラウンド(親指を握り込む方法)と違って、腕に力が入りづらいことがわかった。
こういう隙間のスキルは、やりこんで自分のモノにしてから初めて理解できる。
最初から全部理解しようと思うと、その違いはわからない。とにかく全身に力が入ってるし、それまでに積み重ねた経験もないので、「違い」もくそもないといった感じだ。
どんなことでも、まずはガムシャラにやってみるのが肝心だ。そうして量をこなして、徐々に力が抜けてきてからが隙間スキルのお試し時期だと言える。
野球のバッティングや、バスケのシュートフォームなんかも、一定の疲労感を経た頃合いが、力の抜けた一番良いフォームだとされる。そんで次第にそれを普通にできるようになる。
最初からうまくやろうと思うと、全然できない自分に幻滅して長続きしない。チャレンジ序盤は特に、細かいことを気にせずどんな方法でもやり切るのが肝心だ。
ソフトウェア開発でも、初期の頃はクソみたいなアルゴリズムで配列操作・並び替えとかしてたのがなつかしい。それでもとにかく「動く」ソフトウェアを作り切ることに集中していたら、1回目より2回目、2回目より3回目 と回を重ねるごとに格段にスマートな実装ができるようになった。凡人は数をこなしてなんぼ。