たとえば、『労働時間』
1日:8時間
1月:160時間
1年:2000時間
10年:2万時間
考えてみてほしい。
「最難関資格といわれる公認会計士の合格に必要な勉強時間が3000時間」という統計的な事実に対して「それは無理だ」と嘆く。「一部の頭が良い人や暇な学生しかできない」と「数万時間の労働が当たり前の人達」が豪語する。
俺たちは、10年働いて何を手に入れた?信頼に足る仲間?一生暮らせるお金?誰にも負けない技術力?否、まだどれも持ってないだろう。
あるいは、『情報収集におけるスマートフォンの1日の平均利用時間(SNS含む)』
1日:2時間
1月:60時間
1年:720時間
10年:7200時間
こうしたスマホ時間はあるけども、忙しくて「運動ができない・読書ができない・睡眠不足」だそうだ。笑わせようとしてんの?
仮にスマホいじりを2時間から1時間に減らすことができれば、こんなに夢がある。
・本は一冊平均8時間で読めるので、1年で45冊読めることになる。
・1本2時間の映画を、年間180本見れる。
・毎日30分の運動とゆっくり30分の入浴ができる。
・毎日1時間多く眠れる。
通勤時間や残業時間も良い例だ。
時間価値は、できるだけ数字で理解するとよい。
多くの人は、お金のこととなると「今月あと2万で生活しないと」と切羽詰まって勘定するものだが、「今月あと自由時間が40時間しかない!」と考えている人はいない。
今の生活習慣でかかる時間を、別の何かに置き換えた時、その天秤が釣り合ってるかどうかが時間価値の良否と言えよう。
自己投資に限らず、この先の短い人生で、あと何回大切な人(親、子、友人)に会えるだろうか、あと何時間本当にやりたいことに挑戦できるだろうか、あと何度素敵な旅ができるだろうか。