この圧力は異常

とある頑張り屋さんの同僚の話。昨日朝7時のこと。
大慌てで出勤して何やらバタバタしていたので声をかけてみると「身内に不幸があって喪主をやることになった。だけど出勤簿を提出しないといけない、あとコレもやらないと、アレもやらないと、どうしようぉぉぉっ!」って大慌て。
全部引き受けるから今すぐ帰っていいと言うがなかなか伝わらず、その後も何度も伝えて、ようやく帰っていった。

「自分は絶対に休めない」、「自分がいなくなったら回らない」、「月締め処理だから人にお願いできない」、「この書類を今日決裁もらわないといけない」
こんな感じで仕事の圧力を感じてる人が多すぎる。電話1本くれれば全部引き受けるってのに。

同じく昨日、別チームの若手のエンジニアがカバンから会社PCを取り出していたので「持ち帰って仕事しているのか」と聞くと、「そうでなければ終わらない仕事量だ」と言っていた。
聞けば、毎日ではないものの、土日はほぼそういう状況だそう。
別チームの事情に介入するのもおかしいので見過ごした。

仕事の圧力ってのは異常だな。人をぶっ壊してしまう。
自分は常々「俺一人今日この世から消滅しても普通に仕事は回る」と思うようにしている。前述の人たちと比べると、責任感のない人間なのだろうか?
否、この考えは逆から見れば「いつ誰がいなくなっても回るようにしておく」ことと同義だ。自分や彼や彼女が、いつ退職しようが1ヶ月バカンスに出掛けようが、2~3人程度の欠員なら何とか回せることを常々イメージしてるわけだ。
そう考えると、責任感があるのはどっちなんだろうな。(少し屁理屈かもしれないが)

さておき、きみが不在になった程度で機能しなくなる組織ならそう長くなかったってことになるから、いずれにしても安心して休んでほしい。そうやって新陳代謝を繰り返すことは、社会全体としてはどっちみちプラスなんだ。それが社会の選択なんだ。
仕事があって君がいるのではない、君がいて仕事があった。それだけのことだ。もっともっと、自分の時間や価値観を大切にしてほしい。

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