容姿(顔)に対する美的感覚

容姿に対する美的感覚が、だいたいの多くの人が同じように感じてるって、結構すごいことだと思う。
彼はかっこよくて、彼はそうでもない。彼女はかわいくて、彼女はそうでもない。
これが、人それぞれ違うんじゃなくて、どうして大体みんな同じなんだろ。

もちろん多少は好みや嗜好のゆれはあっても、100人いたら99人が、木村拓哉はかっこいい、石原さとみは美人。そうだよね?これってどう説明できるんだろ。

二重瞼で目が大きいことが、どうして容姿の良さにつながってるの?
鼻が高くて真っすぐなことが、どうして容姿の良さにつながってるの?

もしかして、これも生存本能とつながってるんだろうか。

つまり、たとえば味覚はさ、下がしびれるような刺激物を、「おいしい」といってもぐもぐ食べる人がいないように、あるいは嗅覚でいえば、鼻の奥がツーンとなるような刺激臭を、「あ~もう最高!」といって嗅ぎ続ける人がいないように、

生存本能として、二重瞼ってのは目がぱちりと開いて広く遠くまで見渡せる視野があるとか、鼻が高いってのは外気が体内に取り込まれるまでのフィルター機能が長いから生き残れそうとか、そういう動物的な生存本能が関わってるんだろうか。
そうでもなければ、美的感覚がみんな一緒ってのはありえないと思うんだ。

洋服だったら、キラキラしてるのが好みの人もいれば、シンプルが好みの人や、ダボダボしてるのがいいとか、ゴシックロリータがかわいいとか、いろいろあるのに、顔だけはどうしてみんな同じ基準なのさ。

小顔、二重瞼、高く真っすぐな鼻、薄い唇。どうしてどうして。
もしこれを、後天的に操作して判断仕様を変更することができたら、自分だけの美人を見つけて執着を手放し、最高に幸せになれるのに。

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