泥臭く働く

若いうちは、いろいろなことに挑戦して、失敗もして、恥もかいて、人に笑われながら、それでも泥臭く貪欲に働くといいと思う。
仮に1つの会社だったとしても、いろんな仕事やプロジェクトがあるので、とにかく誰よりも量をこなして挑戦する。
そうすると、笑う人が出てくる。「あいつあんな頑張ってバカなの?」「そんなことしても意味ないよ」「やろうがやるまいが給料変わんないのに」「上司に気に入られようとしてんの?」

否、一番の目的は「自分の能力開発」なんだ。これがわかってない。
「会社のため」だったり「お客様のため」だったり、あるいは「お金のため」と思わせつつ、主たる目的は自分の能力開発。これに重点をおくべきだと思う。

だってそのほうが合理的だから。
雇用されている以上は成果を上げても独り占めできないから頑張りが給料に反映されないし、会社のために尽くしても、お客様のために尽くしても、いざという場面でそれらが自分を救ってくれるわけじゃない。

だけど、能力だけは裏切らないし、量をこなせば次第に身につく。これは真理じゃん。合理的じゃん。
やっても意味ないということがない。必ず上手になる。

若い人は特に、今の時代は少し斜に構えて会社とは距離をとりつつ自己実現の時代みたいな雰囲気はあるけども、どうせ実現したい自己なんてないんだから、まずは一生懸命だれよりも働くといい。意味ないことはない。もらえるお金が増えなくても能力が身につくから。

自分の後輩たちは、「頑張っても意味がない」と感じてる子が多い。会社のためとか人のためとか考えるとその心理にいきつくのもわかるけど、もっとわがままに「自分のため、自分の能力を身につけるため」って割り切ってもいいんじゃないかと思う。

自分もまだまだわからないけども、能力を身につけなかった人の人生の最終コーナーは、きついと思う。

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