入力日、操作日、登録日、更新日、確定日、作成日 とか いろいろあるけど、ユーザに伝わらない表現は、運用ミスにつながるため慎重に決めないといけない。
こういった表現を普段から適当に実装している人は、意外と多い。
たとえば、最近思ったのは「検温入力システム」で、我々の会社は毎朝 全従業員が計測結果を入力する義務があるのだが、最初の日付選択が「入力日」になってる。
うーん。入力日をそのままとらえれば、「入力する日」だから、万一遡りで入力する場合にちょっとおかしなことになる。それだったら「測定日」のほうが正しい。「検温日」と迷うんだが、そういうときは一般的な呼称を優先するのが無難。
あるいは、伝票を処理するシステムでは、「起票日」という項目で登録していくとして、これが日計に反映されるとすれば、これまた少し語弊がある。「計上日」が正しいんじゃないの?
申請日なのか入力日なのか、登録日なのか確定日なのかとか、いろいろある。
こういう項目見出しを適当につけると、運用ミスが起きやすくなるし、ユーザ側もベンダー側も担当が変わるたびに「学び直す、理解し直す」コストが発生して、しまいには「なんでこんな名前になってんだろうね」とか言い出すことになる。
簡単に直せるけど背景がわからないとか、もはやその呼称で現場マニュアルが整備されてるとか。そうやってちょっとおかしな傾きをたくさん許容して、いびつで非効率なルーティーンになったりするわけだ。
項目見出しが、真実を表現しているかよーく考えよう。