退職して初めて自分が何もできないことに気づくらしい

これは本当に怖いよね。というか、数十年間の社会人生活では一言では語りつくせない経験を積んできたのに、組織から切り離された途端、何もできないことにようやっと気づくと。

どうせ最後にはこうなるんだから、早いとこ自ら切り離した方が安全というのもわかる。若ければいくらでも潰しが効くからだ。
お前はどうなんだと言われると、仕事に対して面倒だなーと思うことはワンチャンあっても、心も体もツラくないし自由に振舞えているので、特に困ってないっていうぬるま湯状態。この程度の仕事でぜーはー言ってる奴の気が知れん。
一方で、切り離しに備えた個人活動は続けていかないといけないことは自覚している。

結局は、「何ができるか」というシンプルな問いにおいては「経理ができる」「ソフトウェア開発ができる」「経営コンサルができる」「プロジェクト管理ができる」「英語ができる」とかいろいろあるのかもしれないけど、一番の問題は「個人でその能力をマネタイズできるか」であって、そのためには下地や準備が必要ってことだ。

数十年間も働いてりゃいろいろできることはあるんだろうけど、問題は「誰もてめぇの話なんかきかねぇよ」状態からどうやって頭一つ抜き出るかって話なんだと思う。
これは意外と見た目も重要で、使い古されたぼろ雑巾みたいな悲壮感漂う感じでは誰も寄ってこない。

切り離しに備えて準備するってのは、能力だけじゃないんだな。

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