異常な記憶力(自画自賛につき閲覧注意)

誰もほめてくれないから、とりあえず自画自賛でもしておく。
仕事の場での記憶力、自分は並外れて高いと思う。
覚えておこうとか、反芻しようとか、そういう努力なしに身についている。
もう昔からだ。

最初はこれは当たり前のことだと思ってた。
だけど、いろいろな人と働く経験のなかで、他の人が圧倒的に覚えていないことを不思議に思うことが増え、やがて自分が外れ値だと確信するようになった。

もちろん業務手順なんかは、誰しも同じ感じに覚えて現場で一定の成果を発揮できるようになるわけだが、自分が外れ値だと思うのは「エピソード記憶」である。
主に次のような内容は強く記憶に残る。

・誰がどんな案件を担当し、どのような結果になったか。
・重大障害が起きた日のこと、発生の経緯、事態収束までの流れ、人の発言
・一度調べたプログラム名、オブジェクト名、テーブル名、カラム名、データのライフサイクル
・誰がどんなプログラム改修をしたか、どこをどう直したか

こうしたことをなぜか正確に覚えているものだから、2~3年働くと自然とエースになる。
これはもう宿命である。組織は新陳代謝があるもんだから、そうやって過去と今を結びつける人が活躍するのは当たり前だ。特に我々の業界では、何年も同じソフトウェアやサービスを運営することが多いから。

同じだけ働いてる人や自分よりはるかに経験のある人が、過去のことを覚えてなくてイライラすることは日常茶飯事。まぁ正直もうイライラもしないんだけど。

これは、何かを「解決したい」と日夜考え続ける自分の性格ゆえと思っている。
問題を見つけたら考えずにはいられない。あまり表に出さないようにしているが、そういう解決すべき「何か」に異常な執着を持ってしまう性質がある。

必ずしも良い感じに捉えることばかりじゃないかもしれず、異常と表現しておく。

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