日常業務は厚み、新規事業は面積

レーダーチャートのように組織の能力を可視化するとして、そうすると組織のメンバーは互いに能力が重なり合わないほうが面積が大きくなる。だから、多様なメンバーの集まりのほうが、組織が強い。これはいいよね。

これが一定人数以上になると、「組織をまとめる」ことが必要になる。これがやっかいだ。
はみ出した部分をなくしていき、次第にこじんまりとした形になっていく。
お互いがカバーしあえるように同じ能力を持つように指導していく。
Aさんの代わりはBさんでもCさんでも良しとするように属人性を排除していく。
間違ってないと思う。

最初、冒頭では「多様なほうが強い」を認めつつ、多様性はなくしていくのはどうやら間違ってないらしい。
新卒採用でどれだけはみ出した人材を持ってきても、ぎゅっと同じ形に押し込めるから厚みは増すが面積は増えない。

日常業務は厚み、新規事業は面積だと思うんだよな。

だから、新しいことをやれと言いつつ、同じ型を強要するのは矛盾してるし、逆に明らかに厚さを構成している層が突然違う形になろうとするのでは、日常業務が立ち行かなくなってしまう。

組織を運営する人種が、5年先くらいまでの面積と厚みのビジョンを持ってほしいと思います。

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