好いてもらう努力

仕事も教育もそうだけど、どれだけ強制したところでやらない人はやらない。
それでもって、そういう状況においてはどれだけ量をこなしたところで伸びない人は伸びない。
当然一定のラインまでは行くけども強制する側の期待値を上回ってくることはなく、お互いにストレスフルな状況が一生続く。

結局は、本人の内発的な動機による。じゃあ教える側の努力は無意味なのか。

否、好いてもらう努力をするのがいい。
教育にせよ仕事にせよ、その業務(教科)の魅力を説明する。
現場でも机上でも、あーしろこーしろというのは聞かれたら答えるだけにして、ひたすらに魅力を語る。
そうすることで、目先の能力ではなく、内発的動機を呼び起こす刺激を与える。それこそが魅力語り。仕事を好いてもらう、教科を好いてもらう。それがお互いの幸せへのファーストステップであることが、もっと一般的になるといい。

こと仕事においては、リターンをどのあたりで求めにいくかという難しい問題が起こる。
受益と負担の関係が、労働力の提供と賃金の支給という直接的な関係であるがゆえに、雇用し続けるには業績が必要になる。要は早く好いてもらって貢献してもらわないと困ると。

この点に対する自分の考えは、あくまでも即現場投入&魅力語りの両輪だと思う。
座学や研修には一秒も時間をかけないということ。
今はこれがまるで逆行していて、研修多めで現場を見せない、ルールや手順の順守が先で魅力を説明しない。これがすごく残念だ。

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