BLOOD DIAMOND(2006, アメリカ)


この頃のディカプリオは最高に色気がある。ジェニファーコネリーも化粧してないナチュラルなこの感じが好き。

紛争ダイヤモンド問題は、強制労働や鉱夫の苦役それ自体というよりは、それが武器の購入資金になって内戦が長期化し、さらに鉱夫と兵士を生み出し続けるという全体の構図の話。

この宝石が日本に届いたときには、何となく「地球の裏側の貧しい国の強制労働」だけがピックアップされて、戦争、人命、少年兵 みたいな文脈が削られてる気がする。
あるいはその伝言が正確に伝わっているとしても、市場に出回ったら見分けがつかないのだろうし、サプライチェーンに関わってはいけないと言われたところでトレーサビリティの確保には限界がある。

むしろ、自分的には宝石を所有すること=幸せ という価値観がなくなってほしい。
どこで採掘されたものだろうと、「宝石を首から下げてることが美しい」とは一度も思ったことがない。
デビアスって会社が「ダイヤモンドは永遠の輝き」ってキャッチコピーを打ったのが始まりだとか言われてるけど、まさにそう。ただのキャッチコピーに何十年も踊らされてるに過ぎない。

永遠に輝いてるから何なの?自分は順調に衰えてるし愛は永遠とは限らないぞ。

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