お気に入りキャラクターへの投資

弱い敵やザコキャラを叩きのめして、そこで得た経験値をお気に入りキャラクターに投資して、そうやって金魚の糞を引き連れては最初の街をウロウロしてる勇者。

意外とそういうサラリーマン管理職は多い。(意外でもないか)

自分は、どっちにもなりたくない。仮に組織を管理する立場になっても、特定の部下と仲良くしたいと思わないし、部下の立場から見ても特定の管理職のお気に入りみたいには、絶対になりたくない。この心理について考えてみると、結局は「人も自分も信用してない」んだと思う。

お気に入りキャラクターに投資したところで、そいつが能力を発揮してくれるかわからないし、自分の目に狂いがないとも言い切れない。
だから、どんなときも自分を第一の投資対象にしたいし、第二には社会にしたいと考えている。
この組織論的な文脈から「社会」って意味不明かもしれんが、平たく言えば、「内部の権力争いや奪い合いじゃなくて、外部との共創や競争に神経をすり減らしたい」ということ。

それが結局はレバレッジが効くから。
その理屈も一応説明すると、自分の部下や周りとの競争の輪はなかなか大きくならない。一方で外への接触は、その接触した担当者が一兵卒だったとしても、その内容は高確率で彼の上司に伝わり、刺されば経営者にも伝わり、それらはまた別の組織や企業に波及しやすい。当然こっちサイドのボスにも伝わるし、自分の手から放たれた瞬間から半ば自動的に経済効果が幾何級数的に広がる。

まぁせいぜい、お気に入りキャラクターに、背中から刺されない程度に頑張るんだな。

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