繊細さん

ただのビジネス。

「あなた、繊細なんですよね、疲れますよね、わかりますぅ」
「皆が気づかないことに気がついて、人より疲れるんですよぉ」
「それはHSPって言うんです。知ってましたぁ?」

こういうのは、お金を生む新しい言葉ってだけで、遠目に見てる。

人より繊細かどうかなんて定量的に測れないし、わかったところでどうなる。
今より多めに休めればいいの?繊細な人に皆が手を差し伸べる社会になればいい?
真に繊細ならそれはそれでもっと疲れるのでは?社会人なら自分で解決しような。
子どもなら保護者に相談しような。

自分や他人が繊細かどうかなんて、そんなことは明らかにする必要はない。
自分が生きたいように生きればよろしい。
「私、繊細なんです」なんて公言はもってのほか。他者に対して「自分に気を遣え」と言ってるに等しく、傲慢そのもの。どの口が繊細なんて言ってんのさ。

何度も書いてるかもしれないが「自分、人見知りなんですぅ」もその類。
いや、その前に社会人だろ。そのときくらいスイッチ入れろ。

こういう言葉は、「あなたという大切な人間」ビジネス。
占いで「あなた今、疲れてるんじゃない?」とか、宗教で「あなたはもっと大切にされるべき人間」と言われると、すぐに信じてしまうのと同じ。

国の政策なんかも最近は特に「弱者を助ける」が強すぎて、結果的に「弱い人が一番強い」みたいな状況になって。
そうすると、弱いふりをしてるほうがお得になって。で、こういうビジネスが強くなっていくと。

何か夢中になれるものを見つければ、たぶん全部解決するんだろな。

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