ダブルクリックはデリケート

ダブルクリックが体にしみついてしまって、何をするにもダブルクリックの人がいる。
生まれたときからパソコンがある時代だってのに、どんな人生を送ったらそうなるの。

ダブルクリックって、そんな使わないからね。
Windowsのエクスプローラの操作くらいしか使わないんだよ。

百歩譲って普段仕事でパソコンをあまり使わない人はよしとしても、エンジニアがそれはダメでしょってシーンに直近で2回も遭遇した。
1つは、ウェブサイトのリンクをクリックするときの「カチカチッ」
驚愕してしまって言葉を失った。

もう1つは、これはまた別のおじさんエンジニアが、Windowsのエクスプローラーの左のバーでダブルクリックすること。これはフォルダ内を下っていく操作としては保証されているものの、今回その操作は、フォルダの中身を見るためにやってた。

どっちもすごく残念。ダブルクリックって、その対象物が、選択と実行の2種類の状態を持てる場合にしか実装されてないから。
「目的を達成できればどっちでもいいじゃん」と言われそうだけど、エンジニアがこれがわかってないってのは、開発現場においてシングルクリックで実装するかダブルクリックで実装するかの区別ができてないってことじゃん。

フォルダだったら選択と開くの2種類、アプリだったら選択と実行の2種類。
あとなんだろ、エクセルのセルだったら、選択と編集とか。これはF2でやってほしいけどね。
こういう基礎レベルを上げるのは難しい。そこまでできない。

ダブルクリックって、少し危険な実装っていう根底の理解が無い気がするんだよね。
1回目と2回目のクリックの時間的な間隔と空間的(位置的)間隔が極めて限定的で、2回目がちょっと遅れたり、場所が違ったりするとダブルクリックには見なされない。
すると、ファイル名変更が発動したりする。
または、本来シングルクリックでよい機能が二重クリック防止が実装されてなくて、処理が2回実行されてしまうとか。

ダブルクリックってのは、「基本的にデリケートで、できるだけ使わない」感覚でお願いしたい。

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