正解がない作業への反応

正解がないデザイン作業を、ぱらぱらーっと5人に投げた。
デザインのテーマ、ツールの使い方、過去のデザイン例、素材の探し方 までは提供して、あとは様子見。

A氏は、「説明が足りない」と言ってきた。具体的にわからない箇所を聞くと、「一度対面で説明してくれ」と言ってきた。「資料を読みましたか?」と聞くと、「読んだ」そう。
そのうえで、「不明点を1つ教えていただけますか?」と聞くと「一度対面で説明してくれ」とのこと。
この人は、何がわからないのかわかってないし、自分で解決するつもりがそもそもないから、算数ドリルのような、単純作業や正解のある作業しかできないことが分かった。

B氏は、翌日ドラフトを上げてきた。3案もって。
もともとの俺の依頼が「ほとんどのデザインは不採用になるから力を入れず持ってきて」だったのに対して、良い加減の力の入れ具合(抜き具合)で持ってきた。方向性を決めて次のフェーズに入った。そのあとも具体的な確認や提案が飛んでくる。

C氏、D氏、E氏は、最初の連絡から3日たったが進展がない。
他人の出方を見ているか、最初から一発で正解を当てる旅に出てるか、もじもじしてるか。

たぶん、このあとの流れはこうだ。
B氏が担当分をクリアする。そのあとC~Eの中で追従できる人が表れてマネして進めることができるようになってくる。A氏は正解を一発で当てる旅に出たままずっと一人で考えて締め切り日に持ってきたものを却下される。

これに限らないのだが、少しバカで勇気がある人が土台を作り、その他大勢がマネし始めて、頑固な人間は取り残されるって構図。学歴とか地頭とかはあまり関係ない気がする。

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