とあるメガバンクさんの度重なるシステム障害。
業務改善命令とか経営陣の刷新とか、そんなことでは終わらんよ。
それで安定するくらいならとっくにクローズしてるはず。
問題はもっと複雑で、小さな問題がいくつも積み重なった上に氷山の一角だけが見えていて、そこだけ削っても次の問題が隆起するし、あるいは下から掘り起こそうと思っても似たような氷山(リスク)は百でも千でもあるんだろう。これが、極めて固有な条件下においていつか発生しうるみたいな状態であると想像する。そんで、それを誰も把握できていないと。
さて、ダメだと思うなら、みんなが使わなければいい。報道もバッシングも不要。
ここまでダメだとわかっていて、それでも改善を期待して使い続けるならそれはシステム障害と付き合っていくことを意味するし、それができないなら使わなければいい。
サービスの失敗が続けば利用者が減るのは必然だし、それでもダメなら淘汰されればいいだけ。俺はこの銀行さんを揶揄したいわけじゃなくて、「何かに取り憑かれたように集団で叩く」みたいな社会風潮が本当に気持ち悪い。
誰かに強制されてそのサービスを使っているんじゃなくて、イチ民間のサービスをてめぇが選択して使ってるんだから、いやならやめろっての。メディアもわざわざ取り沙汰さなくていいよもう。
ただ使わない判断をするだけで幸せになれるのに。
今までうまくいってたことが壊れると、途端に良かった状態に修復したいと思うのは基本的に良い思考だと思うが、それは自分で修復できる場合の話であって、そうでない他者への執着だったらさっさと捨てないと。