大法人ほど青色申告のメリットが大きいのでは?

一般に、青色申告は個人事業主や中小企業向け、白色申告は中小企業・大企業向けとされている。前者は正確な帳簿の提出が必要で申告手続きも大変、後者は逆で簡単な帳簿・簡単な手続きでできるというイメージ。

よく言われる青色申告のメリットは、最大65万円の特別控除。ここだけ見ると、たった65万円のために精密な帳簿と煩雑な手続きが必要となれば、個人事業主・零細企業向けというのは理解。

だが、僕が思う青色申告のメリットは、欠損金の繰戻還付・繰越控除だと思うのだがどうだろう。

素人発想なのだが、たとえば課税所得が100億・法人税20億円になりそうな状況があったとして。節税対策で設備投資・配当しまくって100億の欠損までもっていったとすると、この決算期の法人税はゼロ円。
翌期も同様に100億の利益を出すと仮定し、それを丸々前期の欠損金に繰り戻すとすれば、二年連続で法人税額はゼロになる。もちろんCFがやばすぎて企業価値が落ちるとか次年度コロナみたいなことが起きたらどうするのかとか、僕が想像できないようなたくさんの変数があるにしても、こうした大胆な節税戦略が取れるのが青色申告のメリットの気がしてる。それなら経理・会計部門を厚くして緻密で透明な帳簿をつけるくらいの投資は大したことないのでは?全然的外れだったらすまん。

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