鞄を捨てたい。こんなのがあるからいけないんだ。また来たこの衝動。
通勤だとかワンデートリップとかで、カバンなんかいらないはずなのに、最近は持ち歩くようになっている。それもこれも、昨年のルーティーンが影響している。
昨年は、カバンを担いで東京大阪を毎週往復するホテル生活だったので、１つのカバンに生活道具を詰めて持ち歩いていた。とはいえかなり洗練された一軍メンバーだけを乗せていたので、随分ミニマルだったとは思うが。それよりもっと前は、10年以上カバンを持たないスタイルだった。出張は別だが、社会人一年目の出勤３日目くらいからカバンは捨てていた。同僚や先輩に笑われたことも覚えているが、逆に何を持ち歩いてるのか不思議だった。強いて言えばカバンを持ち歩いてるだけでしょと思ってた。
ところが最近は、昨年のルーティーンに引きずられて、近場のオフィスやワンデートリップくらいで鞄を持ち歩くようになってしまった。そしてふと昨日の帰り道に気づいた。
あれ、なんで毎日これ持ち歩いてるんだっけと。そう思ったら、昨年を戦い抜いた一軍の奴らが急に可愛くなくなった。
だが、実際には鞄のなかのガジェット類は会社でも使うし、日焼け止めやヘアオイルも外出先で使うこともあるし、私用PCも使うので、今すぐは捨てられない。なんか面倒な課題に気づいてしまった感がある。何の疑問も持たずただただ毎日せっせと運ぶことさえできればよかったのに。
物理的に鞄がないだけで、めちゃくちゃ自由を感じる。自由は自信になる。自信は振る舞いにあらわれる。だからやっぱり早く捨てないと。
