この週末は、図書館に行った。港区には6つか7つくらい図書館があるのだが、行こう行こうと思って一年経ってた。このたび赤坂図書館にお邪魔した。
基本的にTOEICに向けた勉強のためではあるんだが、メイン教材はスマホアプリなので、本もペンもノートもなく、周囲から見れば図書館でひたすらスマホを3時間いじってる人というシュールな状況。
休憩時間も洋書をパラパラ見ることでとにかく接触し続ける。と、そんな感じで過ごしていたら、めちゃくちゃ良い本に出会った。それは英文日本大事典。
日本の文化・芸術・歴史・人物・産業・地理・その他あらゆる分野の事物・事柄が英語で解説されている。借りて帰ろうかとも思ったが軽く10kgくらいありそうで断念し、いっそ購入しようとAmazonを漁るも今や新品は出回っておらず、1993年出版以降改訂されていない。仕方なく状態の良さそうな中古品をメルカリで注文した。楽しみ。
今回の本との出会いを受けて、図書館が誰のどんな問題を解決しているのか、再定義したほうがいいと感じた。大きく3つに分かれると考えた。
1.小さな子の知的好奇心を満たす場所
2.学生や生涯学習を志す人にとっての快適な学習環境
3.市場に出回っていない本や電子化されていない専門書等の提供
つまり、大衆に向けた新作やベストセラーの導入は不要。その領域において図書館が選択肢になることはナイ。公共事業・公共施設だからといって中途半端に広く浅くなっては、この先も利用者が減るどころか存在価値もわからなくなってくる。
こんな人たちが必要としているという状態を再定義してほしい。この時代に単なる「本を借りる場所」では通用しない。そんな事業だったらやめちまえと。
僕のように行って初めて自らのニーズに気づく人がいるわけだから、もっとこうそっちから教えてくれないと。マーケティングってそゆこと。