ひょんなことから、僕と同姓同名で同じ生年月日の人が存在することがわかった。
僕の名字は、鈴木・佐藤・山田といっためちゃくちゃメジャーどころではないし、名前にしたってこれまでの人生で同じ名前を持つ人は1人しか思い当たらない。しかもそれはあったことのないテレビの中の人だ。姓名となれば同じ人がいるわけないと思っていた。
小学生のころは、自分の名前があまり一般的でない気がしてイヤだったことも覚えている。いわゆるキラキラネームということでは決してなくて、むしろその昭和の香りに対してだ。高校生くらいになると、そんな自分の名前も好きになった。
さておき、先日とあるウェブサイトでアカウントを作ることにした。このウェブサイトというのは、日本の超大手企業のとあるサービス。順を追って個人情報を入力していったのだが、最後の確定ボタンの段になると、「入力された情報ではWeb受付できません。郵便で申請資料送付を選択してください」的なメッセージが表示され、泣く泣く郵送で申請書類をもらった。
その後数日経過して、どうしても気になってサポートに問い合わせをしてみた。何か入力を間違っていたのでしょうかと。
するとオペレータは、「生年月日と氏名カナが一致する登録があると、Web受付を完結できない仕様なんです。大変お手数ですが郵送うんたら・・・」とのこと。このサービスは本人確認書類も添付するような厳密なものなので、どうして生年月日と氏名カナだけで突合しちゃってるのかという謎はさておき、「この世界にもう一人いる」という事実には驚愕した。過去の僕が登録していた事実は絶対にないと言い切れる。
だけど、これまでの行政手続きとかで、よく顕在化しなかったなと少し疑問が残る。
発生確率をネットで調べた感じだと、何億分の一の確率らしい。名前によるやろとは思うけど。