企業のIT投資の話。
とあるお堅い系の現場で、IP電話が導入されておりスイッチ1つでスマホを子機利用するみたいなことが当たり前に行われていた。
テクノロジーというよりも、クリアしなければならないセキュリティ面や労働衛生面の課題もあっただろうが、現場は何事もなく順応したそうだ。
最もITから遠い業界の急加速には、強烈な危機感を覚える。
さて、中国(深圳)ではドローンが空を飛び、無人のタクシーが街を走り、世界中の天才が集まってこれらの実用化実験が行われているそう。20年前は一部の富裕層しかコンピュータに触ったことがない国が、今や最先端のテック大国。
思うに、そもそもインフラが弱かった組織のほうが、いざ導入したあとの浸透や発展が早いんじゃないかということ。
他方、これまでIT界隈で可もなく不可もなく存在してきた日本の中途半端なSierは、20年前とあまり何も変わってない。IT業界かそうでないかの垣根はほとんどなくなったというのに、そこに絶対的な壁があるかのように盲信してる老害が、どれだけ多いことか。
何より、上に書いたような事実を少し斜め上から見てるというか、「自分たちもやればできますから」という態度が垣間見える。
この夏、GAFAの時価総額が日本企業全体の時価総額を追い越したというニュースがあった。
一番最初にいらなくなるのは、俺たちのようなSierなんじゃね?